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特集「最高のビッチ」

2019年6月9日

特集「最高のビッチ8」⑨ ブルック・シールズ1 
ホットフラッシュ〜ワタシたちスーパー・ミドル・エイジ(上)(2013年 劇場未公開)

監督 スーザン・シーデルマン

出演 ブルック・シールズ/ダリル・ハンナ/ヴァージニア・マドセン/カムリン・マンハイム/ワンダ・サイクス/マーク・ポヴィネリ

シネマ365日 No.2870

いざ、出陣 

特集「最高のビッチ8」

監督・女優ともそうそうたるメンバーが、熱い思いで友情を固め、無理解をはねのけて溜飲を下げてくれます。元バスケ少女の30年後、親友の遺志を守ろうと乳がん検診車存続資金のチャリティをやる。目標額2万5000ドル。おばさんチームのバスケなんか誰も見にこないと「選ばれた」5人すら否定したが、ベス(ブルック・シールズ)はあらゆる策略を講じて出場させる。相手はテキサス州優勝チーム「ウラジミロズ」。5人は30歳も若い現役チームを相手に、試合することに決めたのだ。チーム名は「ホットフラッシュ(更年期のほてり)」。劇場未公開になったのは、多分知名度が低いと思われたせいだろうが、知る人は知るラインアップである▼スーザン・シーデルマン監督は「マドンナのスーザンを探して」「ガウディ アフタヌーン」があり、ブルック・シールズは「プリティ・ベビー」。13歳のデビュー作が35年後も代表作と言われるのは伝説と同様です。ダリル・ハンナ。「キル・ビル」だけじゃない、「カーサ・エスペランサ」では見事な脇役を演じた。ヴァージニア・マドセンは「赤ずきん」「ジョイ」。ワンダ・サイクス「Gガール 破壊的な彼女」のコメディのセンス、カムリン・マンハイム「2999年異性への旅」「ダーク・ウォーター」などがずらずら。このうち1本や2本、必ず記憶に残った映画があるはずだ、トまあ、ムキにならなくてもいいのだけど、とにかくオススメだと言いたいだけ。5人ともワケありの現在を抱えている。ベスは旦那ローレンスと1年に1回のご無沙汰状態。ジンジャーは16年間女性の恋人と同棲中。フローは黒人初の市長選に挑戦。ロキシーは倦怠期の夫と破局寸前。クレメンタインは4度の離婚を経験し、町中の女性たちから妬みと中傷を受けている▼ベスはトレーニング再開にあたってポール(マーク・ポヴィネリ)にコーチを頼んだ。元獣医。歯磨きをさせるため犬を誘拐し免許を剥奪された。「あなたは重罪犯だから」というベスの理由を気に入り、ポールは引き受ける。身長120センチの彼が、ブルック・シールズやダリル・ハンナら、180センチ級の女性たちに混じり戦略を立てる。「敵は若くて動きは速い。我々ならでは、の強みを生かそう。君たちに何がある」。次の答えは「強み」と言えるのかどうか。ロキシー「怠け者の夫。私をデカ尻だと馬鹿にしている」。ジンジャー「溶接工の免許。『フラッシュ・ダンス』を見て、みんな取ったでしょ」。ベス「皮肉な態度」。フロー「アルコールの耐性」。クレメンタイン「ディープスロートの技術」。このクレメンタイン(ヴァージニア・マドセン)とロキシー(カムリン・マンハイム)は犬猿の仲。顔を合わせばいがみ合う。ベスの娘ジョスリンは「ウラジミロズ」のレギュラーだ。母娘で争うわけだ。「ママ、恥ずかしいからやめて」と頼むがママには秘めた決意がある。乳がん検診車の資金が打ち切られたのは更新手続きを怠ったからであり、書類を出し忘れていたのはベスなのだ。亡き親友の形見である検診車を、何としてでも存続させるのだ、勝たねばならぬのだ。いざ、出陣。