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イベントガイド

2020年2月23日

【独占インタビュー】藤井フミヤさん~創造力×想像力が生み出す、新たなアートの世界~/2/24(月・休)まで大阪で個展開催中

連日大盛況! 2月24日(月・休)まで!
Fumiyart 2020 デジタルとアナログで創造する 
藤井フミヤ展「The Diversity 多様な想像新世界」
@大阪・阪急うめだ本店

藤井フミヤさん インタビュー ~創造力×想像力が生み出す、新たなアートの世界~

 

1983年にチェッカーズとしてデビューし1993年にソロ活動を開始。36年間にわたって常に音楽シーンをリードし続けてきた「ミュージシャン」であるとともに、1993年にCGアーティストとして初個展を開催するなど「画家」の顔も併せ持つ藤井フミヤさん。「入場まで1時間待ち」の大好評を博した昨年の東京・長野を経て、2月16日(日)~24日(月・休)、大阪で藤井フミヤ展「The Diversity 多様な想像新世界」が開かれています。連日、大盛況。ファンの方はもちろん、絵に興味のある方、お買い物に来られた方など老若男女、幅広い方々が訪れ、その多才ぶりに感嘆を漏らしています。そんな「画家」としての才能も見せる藤井フミヤさんを大阪での開催前に訪ね、インタビューさせていただきました。

 

※デジタルとアナログで創造する藤井フミヤ展「The Diversity 多様な想像新世界」のイベント情報は、記事の最後にあります。

ボールペン画で魅せる、独自の技法
「他にはないね、多分。世界で一人だけかも」

藤井フミヤさん インタビュー ~創造力×想像力が生み出す、新たなアートの世界~

 

―昨年、東京・長野で開かれましたが、16年ぶりの個展の手応えはいかがでしたか?

 

非常に良かったと思いますね。細かく書いたものが結構多いので、長く見ていられたのではないかと。やっぱり画集やネットで見るのとは色合いも違うし、思ったより大きかったとか小さかったとか、サイズも体感していただけたと思います。書いたり物を作っていると最終的に誰かに見せることをなんとなく念頭に置いているので、日の目を見たな、という感じはありますね。

 

 

―いよいよ大阪での開催ですが、大阪で初お披露目となる作品もありますか? 

 

あります! 大阪での公開を目指して仕上げた作品が。

 

 

―それは楽しみです! 「Diversity」の名の通り、今回の個展は切り絵に貼り絵に、水彩にアクリルに、CGに針金に…と一人の画家とは思えない多様性が特徴的ですが、特にボールペン画は驚きました!

 

ボールペンね。ボールペンは新しいといわれます。

 

 

―この技法に辿り着くまでに、試行錯誤や失敗はあったんですか?

 

いや、この技法を見つけたから描いたんです。ボールペンでなにか描けないかな、と適当に描いていたら、「あれ? 新しい…」と思って。ボールペンもまっすぐな線で描いたものはニューヨークででも日本ででも見たことがあるんですが、ぐにゅぐにゅ描いているっていうのはないね、多分。まず、このボールペンを持てるのが日本人しかいないでしょう。0.28mmという極細のカラーボールペンが世界にはないと思うから。だから、日本人でやったことがないんだったらこの技法を使うのは世界で自分一人しかいない。なぜならこのボールペンは日本人しか買えないから!(笑)

 

 

―そのボールペンの技法で、宗教画の模写もされていますが、中でもボッティチェリの「Venus and Mars」は原寸大なんですよね。

 

ラファエロ、ダ・ヴィンチを模写し終えた時に、なんで原寸大にしなかったかな、と思ったので、ボッティチェリは原寸にしました。でも、思ったほど大きくなかったんだよね。もっと大きいかと思っていたので、これくらいだったらいけるな、と…。

 

 

 

 

―額に入るとさらに大きく感じるでしょうね。

 

そうですね。今回、一番驚かれるかもしれない。

 

 

―制作期間はどれくらいかかったんですか?

 

毎日描いているわけじゃないので、2、3ヵ月くらいかな。その間、ダイニングテーブルがずっと占領されてた(笑)。やっぱり描きはじめたところより最後に描いたところの方がテクニックも上がってるよね。ただ模写なので、オリジナルを描く時のような楽しさはなくて…。職人みたいな感じで描いていました。

 

 

―ボールペン画にオリジナル作品もありますよね。

 

はい。作品を買っていただいた方が部屋にかけてくれているらしいんですが、それが結構大きくて。お客さんが来ると最初に「へぇ~」と目に留まって、「これ、藤井フミヤさんが描いたんだよ」と言うと、「エッ!」ってまず驚かれて、その後に「これボールペンだよ」と言うと「エ~ッ!」って近くに寄って「本当だ!」と二回驚くみたいで。だから、ボールペンは描いておいたほうがいいかな、と今のところ思っています。一つの作風の確立として。

 

連鎖するアイデア。あふれ出るイマジネーション。
「作品を描いているときに、もう次のことを考えている」

藤井フミヤさん インタビュー/創造力×想像力が生み出す、新たなアートの世界

 

―それにしても本当に多彩な作品ラインナップですよね。

 

昔は現代アートが好きで、だんだん絵画が好きになって、結局筆を執るようになったという…。今でもCGは物販用の物を作るなどデザイン的なときには使いますね。あっ、でも下書きには意外と使ったりする。大きい円を描く場合はコンピュータで作った方が早いし。絵の背景の模様をコンピュータで作ったりもしますね。

 

 

―今度こういうのを描こう!というアイデアは、どういうときに思い浮かぶのですか?

 

描いている途中にもう次のことを考えています。ラファエロを描いているときは、次はダ・ヴィンチを描こうと思ってたし。描いているときにアイデアが生まれて、「あっ、次はこういうのにしよう!」と必ず思ってる。音楽も一緒で、アルバムを作っているときに次のアルバムはこういうのがいいな、と浮かんでいますね。

 

 

―画材によって仕上がりの雰囲気が異なりますが、題材か画材、どちらを先に決められるんですか。

 

道具を先に選ぶかな。今(取材当時)はオイルパステルで描いていて、オイルパステルで全部描こうかなと思うのは初めてで面白いのが出来上がると思う。

 

 

 

 

―女性、それも異国の女性の絵が多いですが、こだわりはあるのですか?

 

やっぱりボディのラインだけでいうと西洋人の方がキレイだし、昔から日本人も裸婦の芸術って西洋人のしか見てないんだよ。日本なんて大正時代くらいでもまだ許されてないもんね。だから、見慣れているのかもしれない、芸術作品として。

 

 

―描く女性にフミヤさんの好みの女性のタイプが反映されていたりはしますか?

 

反映されてる! だって好みのものじゃないと描かないもんね(笑)。男性も描いたことはありますが、自分の中の盛り上がりとしては女性の方が筆が進みますね。

 

 

―ちなみにどういう女性が好みなんですか?

 

そうねぇ…。セックスシンボルみたいな完璧なボディはあんまり面白くないです。だからプレイボーイとかペントハウスのピンナップガールみたいなのは、今ひとつ面白くない。普通の方が…。

 

 

―「普通」…難しいですね(苦笑)。

 

意外と美人は覚えてられない(笑)。例えば、モデル事務所のパーティーとか行くとそりゃあ美人ばっかりだけど、家に帰るとどんな顔だっけ、って。不思議なもので、覚えられないんですよ。どっかに個性がないと。もしみんなが同じように整形とかするようになると面白くない。全体的なバランスはいい方がいいけどね。

 

 

―絵を描くのは午前中だとのことですが。

 

そう。午前中はなるべく作業にあてています。で、だいたい午後からが仕事。お酒飲んじゃったらもう使いものにならないから、素面でちゃんと行う作業は午前中ですね(笑)。

 

 

―細かい作業で、肩が凝ったり目が疲れたりしませんか?

 

します、します。身体悪くするよ、ホントに。画家ってどうやってんだろ、って思うよ。だってじ~っと描いてるから、気が付いたら2時間動かない。

 

 

―コンサートツアー中だと、それがいい運動やリフレッシュになってたり?

 

そうなりますね。コンサートって動くし、わめくし、歌うし(笑)。リフレッシュはコンサートで十分です。

 

 

―この先使ってみたい画材はありますか?

 

いろいろやってきたけど、全く違うものを使ってみたいな、というのはありますね。アイデアはあるけどまだ手を付けてない。

 

 

―この先描いてみたい絵は?

 

大きいもの! 大きい作品ってね、売れる画家はいいんだけど売れなきゃただのゴミだからね。現代アートは大概デカイ(笑)。大きいのはちょっと憧れますね。それなりに売れるようになったら大きいのを作ってみてもいいのかな、と思ったりしています。

 

 

―自画像は描かれないんですか?

 

描いたことはあります、1回。自画像が好きな画家もいるけど、僕はどうでもいい(苦笑)。多分、僕の場合、他の人と比べて写真や映像などいろんなものが残っているからか、あまり興味がない。それに、自分を見るのがそんなに好きじゃないですしね。

 

音楽でも多様性を発揮
「アートと音楽があれば他はいらない。人生、とても充実している」

藤井フミヤさん インタビュー ~創造力×想像力が生み出す、新たなアートの世界~

 

―音楽活動においても、昨年は朗読や演劇性が加味された「十音楽団」やライブハウスでの「KOOL HEAT BEAT」、今年はフルオーケストラの「PREMIUM SYMPHONIC CONCERT」、さらには尚之さんとの兄弟ユニットF-BLOODのライブハウスツアーも控えています。「DIVERSITY」という点では、音楽の方でもかなり多様性に富んでいますよね。

 

ポップスだからね。ポップスというもの自体が、多様性のあるものだから。ダンスミュージックもロックンロールもジャズも、なんだって歌える。

 

 

―アートでも音楽でも、こうして絶えず多様性を見せ続ける、発信し続ける原動力はどこにあるのでしょう?

 

「なにか作りたい」という気持ちがあるんでしょうね、やっぱり。寝ている時以外ずっとなんか考えていますからね。絵も、音楽以外の時間でやっていたらこうなったという…。まぁ、幼少の頃から考えると、もともと絵の方が好きだったんだけどね。

 

 

―でも、音楽に進んだ…。

 

そう。美大に行くまでには至らなかった。若い頃から、美大に行ってちゃんと技術を習うんだ!と思っていたら人生変わってただろうね。

 

 

―音楽の道に進んだことに対して、後悔は?

 

なんの後悔もない! 後悔どころかよかったと思ってる。

 

 

―しばらくの間歌に専念されていた感がありましたが、絵と歌に対する姿勢の違いはありますか? 

 

音楽は外へ向かって発信する部分が多いし、何人もの共同体でする作業。でも絵はちょっとした写経みたいなもので、黙々と一人で向かっている。音楽は意外と社会性とか気にしつつ作ったりしますが、絵に関しては世界からズレてるっていうか、何も関係ない一人の世界、ですね。たった一人のイマジネーションと技術の上でなり立っている。

 

 

―音楽をしているときと絵を描いているときで、フミヤさんの中に区別はあるのですか?

 

いや、分け隔てはないですね。妙に融合してて。だから、もの作りという点では、アートと音楽をやっているんでもういらない、って感じですね。

 

 

―すごい! 潔い! 充実していますね。

 

そう! これ以上絶対いらない、っていうくらい、人生として非常に充実してる。他に望むものと言えば、健康ですね。

 

 

―健康でないと、どっちもできない。

 

そうそう、どっちもできなくなるから。

 

 

―では、最後に読者のみなさんへメッセージをお願いします。

 

見やすくて、意外と楽しいと思います。色もカラフルだし、描いてあるものがわかりやすい。見て、自分の発想に変えてくれたら嬉しいですね。あと、もの作りをされる方は発想のアイデアにしてもらえると思います。意外と今回の個展を見て、自分も描いてみよう、作ってみよう、という人が多いんですよ。素材も多彩なので若い子が見ても楽しいんじゃないかな。うまくいけばこの2年くらいでほとんど売れちゃうから、もう実物は見られなくなります。ぜひ個展を見に来てください。

 

 

 

 

「意外と短いんで」とフミヤさんもおっしゃっていましたが、2月24日(月・休)で終わってしまいます! フミヤさんの筆致や素材による違い、サイズ感など、実物を間近で見られる個展でしか味わえない感動や発見があります。この機会をどうぞお見逃しなく!

 

21日(土)発行の「ウーマンライフ奈良版」にも掲載されています。そちらでしか読めないコメントも! 配布エリア外の方はこちらのデジタル版でご覧いただけます。

 

デジタルとアナログで創造する
藤井フミヤ展『THE DIVERSITY 多様な想像新世界』

会期: 216日(日)~ 224日(月・休) 10:0020:00(金・土は21:00まで)、最終日は18:00終了(入館は閉場30分前まで)、会期中無休

会場:阪急うめだ本店 9階 阪急うめだギャラリー

入場料:一般・大学生800円、高校生以下無料

 

藤井フミヤオフィシャルサイト https://www.fumiyafujii.net/

Fumiyartオフィシャルサイト https://fumiyart.com/

 

イベント情報に関しては、こちらもご覧ください。

藤井フミヤさん インタビュー ~創造力×想像力が生み出す、新たなアートの世界~ 藤井フミヤさん インタビュー ~創造力×想像力が生み出す、新たなアートの世界~ 藤井フミヤさん インタビュー ~創造力×想像力が生み出す、新たなアートの世界~
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