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特集「ダンディズム-dandyism-」

2020年1月25日

特集「ダンディズム7」⑤ ジャッキー・チェン 
ザ・フォーリナー 復讐者(2019年 アクション映画)

監督 マーティン・キャンベル

出演 ジャッキー・チェン/ピアース・ブロスナン

シネマ365日 No.3097

哀愁のジャッキー 

特集「ダンディズム7」

最愛の一人娘をテロに殺された父親が復讐の鬼と化します。ロンドンで中華レストランを営むクアン(ジャッキー・チェン)はベトナム帰還兵、元特殊部隊の凄腕工作員です。老齢となった主人公をジャッキーが嫌味なく演じる。娘を殺した犯人を捕まえてくれ、罰してくれと警察に日参するが3週間たっても手がかりなし。犯人はIRA系(イギリスが北アイルランドを不法占拠していると非難する組織)ですが正体がつかめない。クアンはテレビで北アイルランドの副首相ヘネシー(ピアーズ・ブロスナン)のインタビューを見て、彼が元IRAに属していたと知り、北アイルランドのベルファストに行き、面会を求め「娘を殺した犯人を教えてくれ」と頼む。ヘネシーは哀悼を表しながらも「知らない」と突っぱねる。クアンはトイレで手製の爆弾を爆発させて(黙っているならもっとひどい目に合わせるぞ)と脅し、逃走した▼ヘネシーはクアンを捉えようとしてボディガードをホテルに襲撃させるが「猿のように屋根から飛び降りた」クアンに逃げられ「60代の爺さまに大の男が4人も掛かって逃すとは」怒りを買う。アクション場面となるとさすがジャッキーです。ヘネシーはクアンを恐れ別荘に隠れますが、森の中に潜んだクアン追撃のボディガードたちを罠やナイフで片付けるシーンはランボーそのもの。ヘネシーのイギリスよりの政策はIRAグループのリーダー、マクグラスの非難を買い「イギリス野郎とお近づきになり、君は変わった」妻メアリーさえ「テロ犯人を捕まえなければ夫の政治生命は終わり。今では守りに入った臆病者よ」と不信をあらわにする。その妻はヘネシーがニューヨークから呼び寄せた甥ショーンと不倫なのだ▼ヘネシーはマクグラスがテロの黒幕だと警察のテロ対策責任者に教えられた。「テロリスト達の名前を言え」とヘネシーはマクグラスを銃で脅し、聞きだした名を警察とクアンに教えマクグラスを殺害する。テロリストの爆破犯マギーはヘネシーの愛人だった。クアンはアジトを襲撃しテロリスト達と大乱闘、傷を負いながらも全員殺して復讐を遂げる。ヘネシーはショーンに妻殺害を指示する。短い尺(100分)でストーリーはけっこう込み入っていて二転三転します。最後はレストランに戻ったクアンが、信頼する女性マネージャーと再出発。ヘネシーが愛人マギーとキスしている写真をクアンはネットに公開した。監督は「007カジノ・ロワイヤル」「復讐捜査線」のマーティン・キャンベル。シャキシャキ見られますが、難を言えば、悪役のピアース・ブロスナンが愛人とホテルにこもり閣議もすっぽかし「一週間ここにいよう」なんて、副首相、どうかしていない? 妻を不倫相手の甥に殺させ、甥をニューヨークに逃すのも足がつくのは時間の問題。妻はとっくに三行半だったし、悪役の軟弱さがネジをゆるくした。エンディングのジャッキーが歌う主題歌は大サービスね。終始一貫、ニヤニヤ笑顔を払拭した、哀愁のジャッキー・チェンを見ましょう。

 

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