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2020年2月6日

「最期のお別れ」を後悔しないためには、事前の準備が必要。「終活」はぜひ親子で ~泉屋株式会社~

 1754年創業の老舗で、葬祭施行、仏壇・仏具、墓石・霊園など幅広く展開してきた、「泉屋株式会社」。20202月に寝屋川市にオープンした「泉屋メモリアル香里」など、大阪・奈良に12の直営メモリアルホールを持ち、24,000件以上(20192月現在)もの葬儀を行ってきました。260余年にわたり人々の「安らぎ」を誠心誠意支えて続けてきたその実績には、どのような秘密や思いが隠されているのか。泉浩一代表取締役にお話を伺いました。

「モノを作る・売る」から「ヒトを育てる」へ

泉屋株式会社 代表取締役 泉浩一氏

 

 もともとは仏壇屋でした。仏壇店の上に家があって、そこで生まれ育ったんです。部品を作っている個人商店を集めて、組み合わせて、仏壇・仏具を作り、売っていました。その後、霊園・墓石の販売を始めるのですが、仏壇・仏具にしろ、墓石にしろ、「モノ」を売るのが仕事です。いかにいい品物を作り、ご提供できるか、そのことに尽力してきました。

 しかし、今やわが社の主流となっている葬祭施行は、「サービス」を売る仕事です。つまりは、「ヒト」ですね。「モノ」と「ヒト」…関連事業に見えて、実は中身は全然違う。葬儀社を選ぶ時、泉屋の社員を見て判断されると思うのです。だから、これからは「ヒト」を作る、「ヒト」を育てていかなければいけない。それが、私の役目だと考えています。

 

「自分で考える人」になってほしい

 

 もちろん、「人を育てる」というのは大変です。でも、やりがいがあります。私には中学1年生の息子と小学1年生の娘がいるのですが、子ども達の成長を見ているのは楽しいものです。先週できなかったことが今週できたりしてね。その成長の一つひとつがとてもうれしいと感じます。

 

 社員も一緒です。立場上、年上の方を相手にしなければいけないこともありますが、昔は職人気質の気難しかった人が今では部下を楽しんで育ててくれるようになったりもしています。そうやって考え方や行動が変わっていく姿を見るのはうれしいし、とても面白いですね。

 

 特に感じるのは、みんな、「やらされている」のではなく「自分で考えて行動する」ようになってくれたことですね。トップが考えてそれを指示する、というのはしんどいし、目配りや発想にもどうしても限界があります。その点、一人ひとりが自分で考えて行動してくれるようになると、こちらが考えつかなかった視点に気づかされたりもして、私自身も勉強になります。そのためにも、社員の言動を制限したり止めたりしないで、見守るようにしています。もちろん、おかしいな、というところはちゃんと言いますよ。

 

 みんなに自分で行動目標を立ててもらって自らやってもらい、それを管理職がきちんと評価する。「言われたことをやっていればいい」「言ったことをやらせる」というのではなく、「自分で考えていいんだよ」という雰囲気作りですね。そうすることで、社員はのびのび仕事をできるし、管理職の負担も軽減できると考えています。おかげさまで、社員は個性豊かで、みんながそれぞれお客様の相談に親身に対応させていただいています。そんな姿にも「成長」を感じます。

母の死で、事前準備の必要性を実感

 

 実はおととしの年末に母が亡くなったんです。元々は工場や経理など裏方の仕事をしていたこともあって、お恥ずかしい話ですが、いざとなるとわかっているようで実際にはいろいろわかってないことが多いことに気づかされました。身を持って、事前の準備が大事だと実感しました。

 

 「終活」というと「自分のこと」になってしまいがちですが、遺された家族が困らないためには子ども世代自身もしっかり事前準備をしておくべきだと、経験を通してしみじみ思うようになりました。実際のところ、亡くなるまでは実感がわかないですからね…。

 

 よく葬儀をやった後に後悔をすることが多いとも聞きます。親子で事前に、気軽に相談していただける存在でありたい。そして、葬祭も仏壇・仏具もお墓も、そしてお寺さんの手配まで、総合的かつ専門的にやっている当社の強みを活かして、いろんな場面でお役に立てる、長いお付き合いができる存在になりたいと思います。

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