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特集「ベストコレクション」

2020年8月1日

特集「精霊流し8月のベストコレクション」① 
ビッグ・リトル・ライズ(上)(2017年 劇場未公開)

監督 ジャン=マルク・ヴァレ

出演 ニコール・キッドマン/リース・ウィザースプーン/シャイリーン・ウッドリー/ローラ・ダーン

シネマ365日 No.3279

殺人とイジメ事件の中で 

特集「精霊流し8月のベストコレクション」

「ささやかで大きな嘘」という原題そのまま。3つの家庭に3人の主婦がいる。小学生の娘、息子を持つ。マデリン(リース・ウィザースプーン)はパートで市民劇場に週20時間務め母親業を専らとする。セレステ(ニコール・キッドマン)は元弁護士。夫の希望と二人の双子の息子のため家庭に入った。ジェーン(シャイリーン・ウッドリー)はこの町、カリフォルニア州モントレーに引っ越してきたばかりのシングルマザー。一人息子ジギーがいる。寄付金集めの仮装舞踏会の夜、事件が起こり殺人と特定された。警察の報告書によれば被害者は「頭皮全層に及ぶ放射線状の裂傷、脳組織の漏出あり。現場は血みどろ、多くの外傷、複数の骨折」があった▼殺されたのは誰か、を伏せたまま物語は進む。学校のママ友たちの評は、マデリン「彼女が一枚噛むと物事は炎上する」。セレステ「静かで上品だが、怖いところがある」。ジェーン「謎めいている」。折しもハイソのキャリアウーマン、レナータの娘アマベラがイジメにあった。下校時、子供を迎えに来た母親たち。レナータは娘の首にアザが付いているのに気付き恐ろしげに「誰にされたの、ここにいる誰なのか指差してごらん」。娘はジギーに人差し指を当てる。驚いたのはジェーン。息子を抱き寄せ「本当なの?」と聞くと「僕はしていない」「あなたを信じるわ」。マデリンとセレステはジェーンの味方。いつもランチを一緒にとる三人組だ。「指差せ」なんていう方がどうかしていると批判する。二派は一触即発。物語は殺人とイジメ事件を軸に展開します。彼女らはしかし人に言えない悩みを抱えていた。マデリンは再婚。長女が赤ん坊の時元夫は去った。以来怨念が消えない。長女アマベラは過干渉の母親から逃れたいと、父の家に移る。そればかりか彼の再婚妻ボニーに避妊の相談をするなど、すっかり信頼しなついている。実の母親は自分だから口を出すなとボニーに注意しに行くが、ボニーは取り合わない▼セレステの夫ペリーは暴力男だ。セレステの一挙手一投足を監視に「その件、僕には相談がなかった」と妖しく目が光り、ビンタする。セレステがやり返すとますます興奮し、暴力的なセックスに及ぶ。病的である。ジェニーは前の町でレイプにあってジギーを産んだ。バーで知り合い話が合い、ホテルに行った途端豹変し、殺されると思ったから途中で抵抗するのをやめた。深い傷となり、復讐さえ考えている。レナータは娘の誕生会にジギーだけ招待しなかった。それを知ったマデリンは、報復手段として、ディズニーランドのアイスショーのチケット6枚で参加者を募った結果、誕生会には6人の欠席者が生じた。マデリンは自身が主宰する市民劇場の人形劇「アベニューQ」に市長が反対していると聞き、セレステに応援を頼む。審議会にバチッとスーツで出席したセレステは法的根拠を述べ、中止するのは違法であると市長の方針をくつがえす。帰路、マデリンはセレステを絶賛する。セレステも久しぶりに生きがいを感じた。「弁護士に戻れば?」と勧めるマデリンに、しかしセレステの表情は暗い。マデリンは過去に劇団の責任者ジョセフと浮気したことがある。彼は関係の復活を迫るがマデリンは拒絶する。ジェーンはマデリンから、ジギーの父親らしき男をネット情報で知るが、彼ではなかった。レナータは娘の肩に噛み傷を見つけ、学校に報告。再びジギーが疑惑の対象になる。担任教師からジギーの停学処分の嘆願があると知ったジェニーはレナータを待ち受け、もののはずみで怪我をさせた。「アベニューQ」の初日が来た。セレステは出かける間際にセックスを強要し、激しい暴力に及んだ夫と別れる決心をする。ジギーは冷たい目で見られしょんぼり、学校を休むという。ジェーンは息子が何か隠していると直感、ママに教えてと頼むが息子は拒否。本当のことは言えない。でも僕はアビゲイルに何もしていない。アビゲイルをいじめてきたのは他のやつだと打ち明ける。「じゃ、この中にその子はいる?」ジェーンがクラスの集合写真を見せて訊くと、ジギーは黙ってマックス、セレステの息子を指した。

 

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