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特集「B級映画に愛をこめて」

2020年10月18日

特集「B級映画に愛を込めて15」⑥ 
すべての女に嘘がある(2012年 ミステリー映画)

監督 宝来忠昭

出演 朝居円/琴及/長谷川ミク/範田加奈子/かすみりさ

シネマ365日 No.3357

悪女もどき

特集「B級映画に愛を込めて15」

深夜巡回するナースが病院の一室で発見した。下着姿の3人の女性が監禁され、同じ場所に院長の妻加奈子(範田莎々)が刺殺されていた。監禁は近所の主婦・森山真由美(長谷川ミク)、製薬会社の営業・相田優子(かすみりさ)、院長の娘・はるか(浅居円)。院長は失踪した。ベテランの刑事林田が捜査に当たる。はるかは院長と再婚した女性の連れ子、彼女が死に院長は今の妻、加奈子と結婚。義理の父と血の繋がらない美少女がいるというだけで、はは〜ん。そうなの。加奈子は義理の娘、夫(精神科医)の診察を受けに来る患者、営業担当者ら、怪しい女3人を監禁して「すべての罪を認めて懺悔死なさい」と引導を渡したのに、自分が殺された。最年少のはるかは父の病院の看護師をしている。患者が父の診察室に入るたび、セックスを覗いている▼院長は初めてはるかを見た時から虜になり、はるかも院長を愛する。加奈子にしたら夫の周辺にはアタマにくる女ばかり。監禁して懲らしめようとしたが(殺す意図はなかったと思うが)、逆に院長に殺されてしまった。はるかには二重人格のあやか(琴及)がいて、彼女が淫乱に院長を求めていた。林田の事情聴取の最中、はるかは突如変貌し、アバズレ女の正体を現す…のだけど、これもはるかの芝居で二重人格は嘘。でも院長は「知っていたよ」なのですって。はるかが実の母親を枕で窒息死させたことを、当時看護師をしていた森山は知っていた。院長はもみ消したが、それをネタに森山は院長と愛人関係を結び彼をゆすっていた。相田は院長とはるかが肉体関係のあることを知り、納入する医薬品を他社から自社に変えさせ、金も巻き上げていた。院長は別荘に隠れていた。追ってきたはるかは彼と抱き合い、満足。手をつないで森に歩いていくが、林田のパトカーが逮捕に向かっていた▼みなスネに傷のある女ばかり、というのが面白いかな、と思ったのですが、ストーリーが平坦で単純すぎて空振り。悪女もどき、しかいないのが致命傷ね。製作のKU.RO.HU.NE集団とは、役者、アイドル、AV女優、素人ら、どんなジャンル、経歴からも参加可能。ハリウッド映画に出演する女優を目的に結成された女性演劇ユニット。その意気や、よし。と思ったら、すでに解散したらしいのよ。残念ね。出演者の数の少なさ、セットの簡便さ、撮影のワンパターン、などからかなりの低予算だとわかるけど「目指せ、ハリウッド」より、近場で「一点突破」を狙った方が、出演者たちの個性が生かせたと思うわ。

 

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