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コラム

2021年6月1日

メディアの役割と必要性
2021年6月代表挨拶

ウーマンライフロゴ

 逆・タイムマシン経営論(日経BP社、楠木建・一橋ビジネススクール教授、杉浦泰・社史研究家 共著)を読む機会がありました。同書では私たちが情報源としている新聞や雑誌、テレビ、ウェブサイトをファストメディアと位置づけ、最新の情報や断片的な知識はいくらでも手に入る時代だが、肝心の論理がなく、「いつ」「誰が」「どこで」「何を」を知ることができても「なぜ」に注意関心が向かないと論述されていました。スマホに代表される情報のデジタル化は情報入手コストが低下し、スピードは増したが本質的な論理の獲得は難しくなり、読み手に完全な集中を求めるスローメディアと向き合う必要があるといいます。 

 

 スローメディアの主役は本です。読書が知的鍛錬の王道であることに間違いはないが「新聞雑誌は寝かせて読め」と同書が標榜するのは新聞や雑誌の記事は一定期間置いてみると良書に勝るとも劣らぬスローメディアに変質すると、その事例が紹介されていました。記事や情報のアーカイブへのアクセスが容易な今、情報ではなく論理を読み取り、近過去の歴史から本質的な論理を見極めることを提唱していました。

 

 ウーマンライフは毎月、近畿・東海の14地区で発行しています。そのほとんどを日刊紙の朝刊に折り込んで新聞販売店の皆さんに配布してもらっています。私たちが創刊以来24年間続けている新聞折込配布は他の配布方法と比べると読者属性が近年より明確になってきました。今までの「新聞をとる」から「新聞を読む」に変化し、閲読率が高くなってきました。今の新聞購読者の読者属性を考えると同じファストメディアでも私たちには私たちに課せられた役割があると感じています。

 

 当社の使命は、何歳になっても「いきいき」「うきうき」、好奇心と向上心にあふれる輝いた人生を謳歌していただけるように生活者の感情をすくい上げ、情報の送り手と受け手のヒューマンリレーションの役割を果たすことです。紙(新聞)離れと言われて久しいですが、読者が求めているもの、時代が必要としているものに私たちの紙を磨きあげれば、読むことが大好きな読者に共感いただけ、アクションを起こすきっかけづくりが必ずできると確信しています。1年以上、全世界で見えない相手との闘いが続く中、行政・医療従事者始め、多くの方々の努力に敬意を表し、一日も早い終息をお祈りいたします。

 

 

2021年6月1日

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