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特集「秀麗の10月ベストコレクション」

2021年10月3日

特集「秀麗の10月ベストコレクション」③
クリード炎の宿敵(上)(2019年 家族映画)

監督 スティーヴン・ケイプル・Jr.

出演 シルベスター・スタローン/マイケル・B・ジョーダン/ドルフ・ラングレン

シネマ365日 No.3708

愛される映画

特集「秀麗の10月ベストコレクション」

内容は「ロッキー炎の友情」を踏襲しています。ロッキーのライバルであり親友だったアポロの遺児クリード(マイケル・B・ジョーダン)が、ロッキー(シルベスター・スタローン)の指導のもと世界ヘビー級チャンピオンとなる。かつてアポロの命を奪ったロシア人ボクサー、イワン・ドラゴ(ドルフ・ラングレン)は「お前(ロッキー)のせいで全てを失った。国も尊敬も妻も。ウクライナの野良犬は通りで唾を吐かれ家もない。俺は息子を叩き込んだ。お前の弟子をぶちのめすために」と復讐戦を挑みます。息子の名はヴィクター。ロッキーもクリードの妻ビアンカも挑発に乗るなと戒めるが、悪徳プロデューサー、バディがささやく。「ヘビー級チャンピオンは77人いる。何人の名が言える? 4人? 5人? チャンピオンは王者のベルトより記憶に残る物語が必要だ。君の父親はそれがわかっていた。たぶんロッキーが手を引けと言っているのだろう。あの老いぼれが」▼クリードは挑戦を受ける。「奴らは憎悪の塊だ、失うものがない、お前はどうだ」と諌めるロッキーに「俺が負けるとでも?」反抗したクリードは「あんたがいなくても戦う。ガンで死にかけていたあんたを助け、世話を見てきたのは俺だ」と傲慢に言ってのけるが、簡単にボロ負けする。ヴィクターの失格負けでかろうじてタイトルは保持したものの誰の目にも哀れな敗者としか映っていなかった。マスコミは引退かと書きたてた。妻ビアンカは娘を出産した。父親に成る責任とヴィクターに恐れを感じるクリードのストレス、「お前はハートで負けた」と言ったロッキーの一言。思い悩んだ末にクリードは自分にはボクシングしかない、再戦すると決め再びロッキーにセコンドを頼んだ。「虎の穴」と呼ばれるド田舎のキャンプでアナログに徹したロッキーのしごきが始まる。これも極寒のロシアで山籠りしたロッキーの練習法と同じです。やるだけはやった。「あとは勝利への気持ちの強い方が勝つ」とロッキーは言い渡す。試合会場はモスクワ。国民的英雄となって歓呼を浴びるヴィクターと、完全アウェイのクリード。凌ぎを削りながら迎えた第10ラウンド。クリードの連打、連打。ここで出た! 「ロッキーのテーマ」。ヴィクターの母ルドミラ・ドラゴは男性を伴いリングサイドで観戦していたが、息子の敗戦確実と見ると冷たく席を立った。父を捨てた母をヴィクターは憎んでいたが、空席となった母親の席を見た彼の目が哀しかった。父ドラゴはタオルを投げた。ロッキーは喜びに沸くリングの勝者につぶやく。「お前の時代だ」。ロッキーには後悔がある。ボクシングに打ち込むあまり家族を振り返ることがなかった。息子には子供が生まれたが会ってもいない。ある日ロッキーが訪れた家。4、5歳くらいの男の子が出てきた。「ローガンだね」話しかけるロッキーを不思議そうに見る。息子のロバートが戸口に現れ「おじいちゃんだよ」と教えた。筋書きはほぼ見当がつく。盛り上げ方もエピソードもワン・パターンだ。それが1976年の「ロッキー」第1作以来、40年以上にわたって愛される映画となったのはなぜだろう。

 

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