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特集「秀麗の10月ベストコレクション」

2021年10月7日

特集「秀麗の10月ベストコレクション」⑦
ジェイン・オースティンの読書会(上)(2008年 社会派映画)

監督 ロビン・スウィコード

出演 本文中に表記

シネマ365日 No.3712

女たちの恋模様

特集「秀麗の10月ベストコレクション」

主演の女優陣を見よう。▽キャシー・ベイカー(「コールドマウンテン」「アデライン100年目の恋」)▽マリア・ベロ(「コヨーテ・アグリー」「イエロー・ハンカチーフ」)▽エミリー・ブラント(「プラダを着た悪魔」「ガール・オン・ザ・トレイン」「クワイアット・プレイス」)▽エイミー・ブレネマン(「彼女を見ればわかること」「美しい人」)▽マギー・グレイス(「96時間」「アフターマス」)。ハデハデした女優ではないが、しっかり持ち味を主張する実力派だ。エミリー・ブラントはブレイク直前です。監督のロビン・スウィコードは彼女の長編映画初作品となりました。かっちり仕上がっています。愛犬を亡くしてペットロスになった親友のジョスリン(マリア・ベロ)のために、バーナデット(キャシー・ベイカー)はジェーン・オースティンの読書会を開いて慰めようとする。友人であり本好きの5人の女性たちを選び好きなオースティン本を取り上げ批評し感想を話し合う。「エマ」「説得」「マンスフィールド・パーク」「高慢と偏見」「分別と多感」と、唯一の男性参加者グリッグは「ノーサンガー・アビー」を選んだ▼彼女らの背景を言うと、ジョスリンは犬のブリーダーで独身主義。幼馴染のシルヴィア(エイミー・ブレネマン)は20年連れ添った夫から離婚宣言を受けたばかり。彼女の娘アレグラ(マギー・グレイス)はレスビアン。振られる都度新しい恋人が見つかる“恋多き女”。プルーディ(エミリー・ブラント)は高校のフランス語教師。文学の話題よりテレビのバスケ中継に夢中になる旦那に失望し、生徒のイケメンに惹かれ中。バーナデット(キャシー・ベイカー)は結婚6度。最年長でグループの相談役だ。ジョスリンは失意のシルヴィアにパートナーとしてグリッグはどうかと、それとなく仲を取り持つが、彼の意中の人はジョスリンだ。グリッグはSFオタクでオースティンは未体験だが、努力して読んでくる。ジョスリンにSFの面白さをわかってもらおうとするが、彼女はつれない。「君が犬のブリーダーをやっているのは、犬が服従するからだ」人間の大人の男とは相手になれないのだと怒りあらわ。女姉妹の唯一の息子で、恋愛相談も姉にするというオクテでもある▼プルーディはイケメン生徒の情熱に押され、読書会が海岸の避暑地であるからと夫に偽って、家を出る。イケメンと待ち合わせモーテルに車を入れる直前、目の前の信号に「オースティンならどうする?」と文字が浮き上がった(気がした)。あわや、という一歩手前でプルーディは男から去る。アレグラはエクストリームスポーツに忙しい。スカイダイビング、ロッククライミング。スカイダイビングでは着地で足首をくじき、ロッククライミングでは脳震盪を起こして救急車で搬送。振られたパートナーに代わり、主治医となった女医の先生に恋する。バーナデットの夫の1人はフレッド・アステア映画のプロデューサーだった。現在は独身だったが、7度目の結婚相手と出会った。離婚宣言されたシルヴィア。最初こそショック状態だったが読書会で女たちの元気に触発されたのか、しょぼくれた中年女性から、知性的なアクティブな女性に変貌する。

 

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