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特集「秀麗の10月ベストコレクション」

2021年10月9日

特集「秀麗の10月ベストコレクション」⑨
ブラック・ウィドウ(上)(2021年 アクション映画)

監督 ケイト・ショートランド

出演 スカーレット・ヨハンソン/フローレンス・ピュー/レイチェル・ワイズ

シネマ365日 No.3714

姉と妹

特集「秀麗の10月ベストコレクション」

「アベンジャーズ」シリーズのスパイ・殺し屋のブラックウィドウを単独主人公にした映画です。女性スパイ養成機関レッドルームで訓練を受けたナターシャ(スカーレット・ヨハンソン)は、任務のためオハイオで家族を演じてきた。ロシアが生み出した父アレクセイはロシアが生み出したスーパー・ソルジャー、母メリーナ(レイチェル・ワイズ)は科学者であり、ナターシャより一世代上のウィドウ。妹エリーナ(フローレンス・ピュー)もレッドルームで養成された暗殺者。疑似家族の中で彼女だけはみんなを本当の家族のように思っている。3年間の潜入任務を終えた彼らは、諜報機関S.H.I.E.Dの追跡を振り切ってキューバに逃げ“家族”は解散した▼21年後、ナターシャは彼女が属していた組織アベンジャーズ(世界を良くするために戦うスーパーヒーローの集団)が決めた国際協定に違反したとして世界中から追われていた。ノルウェーに潜伏中、エリーナが洗脳を解除できる合成ガスを送りつけてきた。そこへレッドルームが最高暗殺者・タスクマスター(オルガ・キュリレンコ)が襲撃した。コテンパにやられたナターシャはそれでも合成ガスを守り、送り主のエレーナとブダペストの隠れ家で再会する。レッドルームのウィドウたちを見捨ててアベンジャーズに入り一躍「時の人」となった姉を恨んでいた妹は、姉と取っ組み合いの喧嘩をするが、それで気がすんだのか、姉妹として和解する。彼女が言うにはレッドルームは世界中から若い女性を拉致し、脳機能を変化して洗脳し、各国に潜入させていた。妹「みな私たちみたい見捨てられた子供よ。ウィドウに生き残るのはごくわずか。あとは殺される。レッドルームの支配者ドレイクフルにとっては使い捨ての兵器よ。代わりはいくらでもいる」。姉「私の母は私をゴミのように捨てた(実はそうではないのだが)。そっちは?」妹「出征証明書がないから勝手に考えた。両親は今もオハイオにいて姉さんは科学の先生。息子が生まれて旦那はリフォーム業者。子供を欲しいと思った? 私は犬がいい」「行く当てはある?」「お説教? ヒーロースピーチ、する気満々みたい」「誘おうと思ったの」「レッドルームでドレイコフを殺す!」そして使い捨て兵器にされている女性たちを救う。姉妹は手を握りレッドルームに向かう。ドレイコフの居場所を探すため元父を刑務所から脱走させた。次は元母だ。彼女は今もドレイコフと接点を持ち農場でブタの脳組織を変えマインドコントロールを施す実験に従事している。新しい目的のために元家族は集結した。フローレンス・ピューが複雑で繊細な姉、スカーレット・ヨハンソンに対し、直情的で行動的、ユーモアがあり、思考パターンはあっさり型の妹を演じます。再会した姉に「なにさ、21年間も放ったらかしにして。仲間(アベンジャーズ)と世界を救うのを、妹に邪魔されたくなかったのでしょ。いつものアレはなに? 戦うときに取る戦闘ポーズは。カッコつけすぎ」姉「大勢の人を苦しめたから何か償いたいと思っている。殺し屋にも良心がある」妹「私たちは今も殺し屋のままよ。そっちは雑誌の表紙なんかになって女子の憧れになっていたじゃない」。散々憎まれ口を叩くが心は姉にスリスリ。後半元母のレイチェル・ワイズは姉妹をドレイコフに引き渡す裏切り行為をしますが、実はナターシャを敵陣営に送り込む作戦。またマインドコントロールされたウィドウたちの解放や、ナターシャが危機に陥りながら強敵タスクマスターを助けるなど、ストーリーの中軸はシスーターフッドで成り立っています。

 

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