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特集「怖いものみたさ」

2021年10月19日

特集「怖いもの見たさ3」①
事件物件呪縛の連鎖(上)(2018年 ホラー映画)

監督 アンディ・ミットン

出演 アレックス・トレイバー/アリヤ・バレイキス

シネマ365日 No.3724

うわ〜、リディアだァ!

特集「怖いもの見たさ3」

離婚はしたが関係を修復したいサイモン(アレックス・トレイバー)は田舎に家を買う。息子のフィンを連れて古家を改修しに来た。切れたケーブルを修理に来てくれた電気技師から古家にまつわる話を聞く。「村人が魔女と呼ぶ女が住み、夫と子供がいたが農機に巻き込まれ死んだ。彼女は人を驚かすのが好きで、いつも窓辺に座っていた。昼も夜も動かないので警察が来ると3週間前に死んでいた。名前はリディアといった」。聞き流していたが、フィニの部屋の鏡にぼんやり誰かが映る。カラスが暖炉の煙突から落ちてくる。一見何が描いてあるかわからないマジカルな壁にかかっている。フィンは仲の良くない両親の間で内向的な子供になった。パパもママも愛しているが大人は嘘をつくと思っている。「大人は誰でも嘘をつくものだ。お前は賢くなかったがパパとママは嘘をついた」。でもフィンはパパが嫌いではない▼庭で大工仕事をしているサイモンに「パパ、彼女がいる」とフィンが呼びに来た。忍び足で2階に上がると椅子の背にもたれた老女が外を見ている。肘掛けに置かれた腕が見える。コソとも動かない。「すみません、あの」パパは遠慮がちに声をかけた。「見えていますよ」。2人は大胆にも正面に回りフィンがパパに(名前を呼んで)と耳打ちする。「リディア」。彼女は喝と目を開け「行くな」と大声を出した。パパと息子は部屋を転がり出て庭に逃げた。玄関に白いカーディガンに黒いロングスカートの女性が立ち2人を見つめていた。「ビヴァリー(妻の名)、フィンを明日ニューヨークに帰す」パパはそう電話して、長距離バスで見送った。「リディアは家から出て行くなと言ったよ」息子は残していく父親を心配しながらバスに乗った。サイモンはその足で電気技師を訪ねた。「俺も彼女を見た、というか彼女に見られた。様子が変になった。夢遊病みたいに目が覚めるとあの家への道を歩いているのだ。彼女に引き寄せられるみたいに。1週間停電した間、彼女は現れず電気が点くと現れる。君の家の改修はもうよせ」「あの家に全財産をつぎ込んだ。田舎に暮らすのが女房の夢だった。あの家を贈ってまた一緒に暮らしたい」「あれは今でもリディアの家だよ」「幽霊に何ができる」離婚に至ったわけは知らないけど、彼はいい夫でありパパじゃない▼バスに乗ったはずのフィルが戻ってきた。「明日は必ずニューヨークへ帰れ」「うるさい!」と父親に言い返す。「やめなさい」サイモンは穏やかに諭し「お前は素晴らしい子だ。俺たちにこんないい子がいるなんて、いいのか、と怖かった」ケータイが鳴った。「出ないで!」フィルが叫ぶが「ママからだ」。ビヴァリーは言った「フィルが着いたわ。グラタンを食べているわ。バスに乗せたでしょ?」ギクッ。「変わってくれ」「やあパパ」「無事に着いてよかったな」じゃ、これは誰だ…ゆっくり振り向くと、うわ〜、リディアだ〜。「行くな!」再びリディアの託宣が響き渡る。パパは電気技師の家に転がり込んだ。「まあ、飲め。あの家から出なきゃならんのに、まだ出て行かないな」。そんなことを言われ、帰ってみると、家の中にいる自分が見えるのだ。妄想だ。「サイモン」声がして振り向くとビヴァリーがいた。実は妻に化けたリディアだ。「家を出たい? いいのよ、自由に出て行って。そこから(ト庭の木の方向を指差し)また現実に戻ればいい。家族を地獄のような街に残し逃げるのね」。妻に化けたリディアだとわかったサイモンは「あんた同様、この家に残る道もある」。「私と一緒に? いいえ、あなたは1人で留まるの」「あんたはどこへ?」「自由になるのよ」。リディアは誰か(大悪魔か何か)から屋敷に閉じ込められ、代わりを見つけるまで身柄拘束となっていて、サイモンは運悪く交代要員となったわけね。リディアに扮したのがアリヤ・バレイキス。初見のアップで腰を抜かしそうな迫力があります。

 

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