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特集「ラブコメは天使のため息」

2022年1月21日

特集「ラブコメは天使のため息2」④
ダメ男に復讐する方法(下)(2014年 劇場未公開)

監督 ニック・カサヴェテス

出演 キャメロン・ディアス/レスリー・マン/ケイト・アプトン/ニコライ・コスター=ワルドー

シネマ365日 No.3818

女たち、溜飲を下げる!

「あの体じゃ既製品でも完璧だわ」「まるで10点満点のレモンタルト。巨大な胸を見て。世の妻たちにとって悪夢だわ」。ケイト「私は負けを受容する」と敗北宣言。カーリーは違う。砂浜を走り出した。「なにする気、カーリー? やめて、逆上するなって、あなた、言ったでしょ。止まってエ〜」追ったケイトがしがみつく。「私、怒ると怪力なのよ!」砂の上で取っ組み合いのふたりを見て「なにをしているの?」と尋ねたのがくだんの美女、アンバー(ケイト・アプトン)だ。訳を知り「私も騙されていたのね。それに私はひどいアバズレよ。私が憎いでしょ」ケイト「違うわ。憎んでなんかいない。憎しみは一人目で使い切ったわ」。3人は夜の浜辺でマリファナをやり裸で泳ぎ「弁護士と主婦と巨乳が揃えば怖いものなし。男を痛い目に合わせ全財産を奪う」と誓うケイトは手作りスムージーに女性ホルモンを混ぜ、シャンプーを女性用脱毛剤に入れ替え、カーリーはマークの飲み物に強烈な下剤を混入する。アンバーは女性名のゲイ(雲つくような大男)を紹介。だがガス抜きのため誰かひとりがマークと寝ることになった。ジャンケンでアンバーに決まったが、どことなく気落ちしたケイトの様子に、アンバーはクラミジアだと嘘をつきマークにお預けを食わす。ところが、情にほだされたケイトがマークと寝た。怒ったカーリー「頭までやられたのね」ケイト「前に進むには罪を許すのも必要では?」「私がマークを誘うわ」「こんないかれた女を夫より信じていたなんてバカみたい。絶交よ」。チームは決裂した。ケイトが出て行った後、置いていった書類を見たカーリーの顔色が変わる。責任逃れのため、マークはすべての取引をケイトにサインさせていたのだ。ケイトを追ったカーリーは「あなたの名義でダミー会社を作っていた。詐欺の疑いがかかった場合ムショ行きよ」。今度こそ目が覚めたケイトはマークの出張先、バハマで取引銀行を突き止めた。後は実行あるのみ。その夜ケイトは結婚指輪をバハマの海に捨てる。気がつくとカーリーが、アンバーがそばに来て腰を下ろした。3人は月夜の海辺で肩寄せ合って座ったカーリーの事務所に来たマークは離婚手続きの書類を突きつけられる。「あなたの財産を評価したわ」とカーリー。「預金ゼロだと? 書類はケイトのサインだらけだ。口座をカラにしても処罰されるのはケイトだぞ」そこへマークの最大の投資家ニックが登場。「今後はケイトを相談役にする。君はクビだ」。目的を達した3人。「すべてを視してくれる友だちに乾杯」高々とグラスを上げる。ケイトはニックと組み、数社のCEOとして大成功。カーリーはケイトの弟フィルと朝のコーヒーを満喫中。アンバーはカーリーの父フランクと結婚、世界中を旅行している。アンバーを「お義母さん」と呼ぶことをカーリーは拒否洒落たセリフ(ジコチューほど長生きするのよ)とか、メリハリのある展開、3女優の強烈なキャラを駆使したニック・カサヴェテス監督の格の高いコメディです。彼は本作の前にキャメロンと「私の中のあなた」を撮っています。ドナーを必要とする娘に、母親は遺伝子操作を行い、デザイナーベビーを生むというシリアスな役がキャメロンでした。ケイト役のレスリー・マンには「フィリップ、きみを愛してる!」「マザーレス・ブルックリン」などがあり、本作では天然で笑いの核をつくる軽妙な役をこなしました。アンバーのケイト・アプトンは本来モデルです。彼女の美ボディにあっさり兜を脱ぐレスリー・マンとキャメロンが爽快です。なぜ劇場未公開だったのかわかりませんが、4000万ドルの制作費で、全世界1億9600万ドルの興収を上げた大ヒットとなりました。この映画で溜飲を下げた女性がさぞ多かったのでしょう。

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