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特集「ラブコメは天使のため息」

2022年1月26日

特集「ラブコメは天使のため息2」⑨
あなたに降る夢(下)(1994年 事実に基づく映画)

監督 アンドリュー・バーグマン

出演 ニコラス・ケイジ/ブリジット・フォンダ/ロージー・ペレス

シネマ365日 No.3823

おとぎ話は本当に起こる

ミュリエルは裁判を起こしたのです。宝くじは自分が買ったものだから自分のものである、夫が勝手に200万ドルを他人に折半したのは違法であると。つまりは、イボンヌに渡った200万ドルも「返せ」ということ。確かに妻のいうことを聞いて宝くじを買いに行ったのだから所有は妻のものだ、しかし今さらあげたものを「返せ」などと…法廷ではチャーリーとイボンヌの関係を根ほり葉ほり聞かれ、物見高いマスコミは連日裁判の行方を掻き立てる。判事の結論は「ラング夫人の主張を認めます」。イボンヌはせっかく買ったレストランを手放し、チャーリーは(もともとそうだったが)警官の職務に戻った。どうしてもイボンヌを忘れられないチャーリーは、閉まったレストランに行く。暗がりにイボンヌがいて「あなたは一文無し。私はあなたを破滅させた女。ここにいちゃダメ」「君さえいれば何もいらん。君が僕を拒否するならいますぐ立ち去る。選んでくれ」▼2人はニューヨークを離れバファローに、チャーリーは「警官を」「私はウェイトレスを」やるわ、と決める。折しも雪だった。ホームレスが店の外でドアを叩いた。イボンヌは招き入れ暖かいスープを出して、チャーリーと踊った。ホームレスは2人の「その後」を追っていた新聞記者だった。新聞に出た。「どん底にいても2人は喜んでスープを振舞ってくれ金を恵んでくれた」。「イボンヌの店にカンパしよう」。読者の反響が巻き起こり1ドル、5ドル、小切手を同封した封筒が届く。3日がかりでやっと全部を開封した。ニューヨーク市民からの「チップ」は総額60万ドルに達した。イボンヌは店を買い戻した。彼女の夫エディは劇団立ち上げもうまくいかずタクシーの運転手に。ミュリエルは投資家グロスと結婚したが、彼は妻の金を持って逃亡。ミュリエルは母親とブロンクスのマニキュア店で働いている。チャーリーとイボンヌは結婚した…実話がヒントとなった映画です。どこが実話でどこが脚色かわかりませんが、うまくいきすぎてアホらしい、なんて言わないで。後味のいいヒューマン映画となりました。エンディングに流れる歌が「締め」です。「おとぎ話は本当に起こる/こころ若ければ/不可能に挑戦できる/夢が砕けても笑い飛ばせる/人生はときめき/きらめく愛は心を若くする/若い心を持っていれば/いつだってスタートを切れる」。そんなうまいこといくかいな、と横を向く前に「まあ、それもアリか」と思って見ても悪くない。だって新しい年が始まったのだから。

 

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