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特集「怖いものみたさ」

2022年5月12日

特集「怖いもの見たさ4」②
ザ・ライト エクソシストの真実(下)(2011年 事実に基づく映画)

監督 ミカエル・ハフストローム
出演 アンソニー・ホプキンス/コリン・オドナヒュー/ルドガー・ハウアー

シネマ365日 No.3929

戦いは続いている

特集「怖いもの見たさ4」

ロザリアの憑依は重くなり、入水自殺を図り病院に収容された。ルーカスは病室で再び悪魔払いを行う。少女は野太い声をあげ「彼女の苦しむ姿が魅力的だ」「彼女をどうする!」「殺して死肉を食ってやる」「どうやって彼女の中に入った?」「父親の子だねと共に」。その現象を見ても神への懐疑が解けないマイケルはルーカスに食ってかかる。「彼女は父親のレイプで妊娠し、自分を責めている少女だ、多くの対象者はエクソシストの誤解であり、必要なのは精神科医ではないのか」「まだ悪魔に騙されているな」とルーカス。彼は病室の外で付き添うがロザリアの症状が急変した。いきなり産気づき大量に出血して母体も胎児も助からなかった。ルーカスは敗北にまみれ「悪魔はまた別の誰かを見つける」とつぶやく▼その「別の誰か」とはルーカスだった。右手が小刻みに震え、裸足となり、「神父様、お人形に祝福を」と近寄ってきた幼い女の子にビンタを食らわせる。マイケルにも異変が生じていた。父親が重度の脳卒中で倒れた知らせを受け電話した。父は「一緒にいてほしかった」と言い言葉が途切れた。電話を代わった担当医は父が6時間前に死亡したと告げた。動揺したマイケルはルーカスの家に。ルーカスは悪魔に占領されつつあったが、残る正気で自分を拘束して監禁し、ザビエル神父を呼んで処置を急げと指示する。ザビエル神父は出張でケータイもつながらない。ルーカスはマイケルに自分の悪魔を祓うように言う。信仰にすら自信のないマイケルはビビるが、アンジェリーナ(講座で知り合った受講生でありジャーナリスト)は「あなたは独りじゃない」と励ます。それは死んだ母がタロットの裏に書き残した言葉だった。マイケルは意を決し悪魔と対決する。悪魔はマイケルとアンジェリーナの心の急所を突いてくる。「アンジェリーナ、お前は弟を見捨て精神病院で廃人になるまで放ったらかしにした」「マイケル、お前は父の仕事(葬儀屋)を恥じていた。信仰もないのに神学校に逃避した。パパが地獄から呼んでいるぞ」。邪悪な口撃の速射砲。ついにマイケルは悟る「悪魔は実在する」。「私を信じるか」と悪魔はささやいた。「信じる。だから神も信じる」。これまでと違うマイケルの力強い反撃に悪魔はのたうつ。「お前は悪徳と苦しみを生む者。イエスの御名において去れ。私は信じる者。お前は誰か。名乗れ」。耐えかねた悪魔は断末魔の声で「バール」。名を持つ悪魔、ベルゼブブ、レヴィアタン、バールのうちの1人だった。家中が振動しルーカスのどす黒かった顔が元に戻った。エクソシストは成功したのだ▼帰国したマイケルにアンジェリーナの取材記事「エクソシストができるまで」が届いた。マイケル神父は合衆国のエクソシスト14人の1人となりシカゴ近郊の教区にいる。ルーカス神父は2000人以上に悪魔払いを行い、フィレンツェ近郊で活動している、そう字幕にある。心の強さを悪魔によって試されるマイケル。自らの弱さを自覚しつつ、痛みに耐えてエクソシストに臨むルーカス。映画の冒頭に教皇ヨハネ・パウロ2世の言葉があります。「大天使ミカエルによる悪魔との戦いは今も続いている。悪魔は実在するからである」。「ザ・ライト」は原題。「儀式」の意味です。

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