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2022年6月27日

魚食文化を探求した一冊『地魚の文化誌 ―魚食をめぐる人の営み』

魚に関わるすべての生業と生活史を描き出す

 

スーパーの鮮魚売り場などで魚を買う時、「〇〇産」の部分には日本全国どころか海外の地名まで記されています。そんな中、「地魚」に着目したのが、太田雅士氏が著した『地魚の文化誌 ―魚食をめぐる人の営み』(創元社/A5200頁/2,750円)。

 

「地魚」とは、「地元の魚」や「その地域で獲れた魚」のこと。近年は水揚げの減少、行商人の高齢化と後継者難による廃業、食生活の変化などにより、地魚が食卓に上ることはめっきり少なくなりました。しかし、地魚は大量流通の規格品にはない魅力、鮮度と味の良さ、そして季節感をも秘めている…。

 

そこで、知る人ぞ知る存在の地魚について、漁獲・加工・流通・料理という一連の過程を、地域の商慣習や歴史とともに探究。卸売市場勤務のかたわら、魚食文化と食育の普及活動に精力を注いできた太田氏が、漁業や市場関係者、料理人、さらには産地と都市をつないできた行商人からも話を聞き、知られざる魚食文化を一冊にまとめました。

 

本書を読めば、産地が気になり、自分の住んでいる場所の近くの地魚を知りたくなり、おいしい魚を食べたくなるはず。この機会に、地域に根付いた魚食文化に触れてみませんか?

 

地魚の文化誌 魚食をめぐる人の営み

 

地魚の文化誌 魚食をめぐる人の営み

太田 雅士 著

単行本

2,750

発行所:株式会社創元社

刊行年月日:2022/05/24

ISBN978-4-422-74034-8

定価:2,750円(税込)

判型:A5判 210mm×148mm

造本:並製

頁数:200

 

 

目次

カラー口絵

はじめに

第1章 地魚に秘められた魅力――余すところなく食べつくす

第2章 地魚の文化と習俗――人の暮らしに根づく魚

第3章 地魚を育む海――変貌する海洋資源と環境

第4章 地魚を獲る――さまざまな漁法、漁業という仕事

第5章 地魚を商う――浜と都会をつなぐ人々

終章 地魚に出会える場所――見る、体験する、食べる

おわりに

参考文献

索引

 

 

[著]太田 雅士(オオタ マサシ)

太田雅士(おおた・まさし)

1959年、兵庫県生まれ。1981年、近畿大学農学部水産学科を卒業後、卸売市場(大阪市中央卸売市場・木津市場・鶴橋市場)・活魚問屋・百貨店・大阪府漁連などで水産物の仕入・販売・普及に従事。2007年に社団法人日本食育者協会を設立し、シーフードマイスター養成講座の運営にあたる。現在は、魚食文化の普及と環境に優しい商品づくりをめざす企業を支援する活動を行う。主な著作に『食い倒れ大阪発』(文芸社)、「大阪鶴橋鮮魚卸商組合50年の歩み」のほか、関連業界の機関誌に連載・寄稿多数。

※著者紹介は書籍刊行時のものです。

 

〇全国の書店およびインターネット通販でお買い求めいただけます。

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