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特集「最高のビッチ」

2022年7月31日

特集「最高のビッチ16」⑭ マッケナ・グレイス
ゴーストバスターズ/アフター・ライフ(2022年 家族映画)

監督 ジェイソン・ライトマン
出演 マッケナ・グレイス/キャリー・クーン/フィン・ウルフハード

シネマ365日 No.4009

この子がエライのだよ

特集「最高のビッチ16」⑩

最高のビッチ」シリーズ最年少12歳のヒロインです。家賃が払えず追い出されたシングルマザーのキャリー(キャリー・クーン)は息子のトレヴァー(フィン・ウルフハード)と娘のフィービー(マッケナ・グレイス)を連れてオクラホマ州の田舎町、荒れ果てた農家に引っ越してきた。30年間、活断層もないのに原因不明の地震が続いている。キャリーの父、フィービーたちの祖父イゴンが遺贈した家には、床下に不思議な装置、納屋には埃の積もったキャデラックがあった。「ゴーストバスターズ」(1984)「同2」(1989)の続編です。キャリーは娘との間に溝を感じている。フィービーは落第生補習授業を受けなければならない成績だが、科学に異常な閃きを持ち(ひょっとして危険な天才・祖父の血を受けたのでは)とママは恐れ、祖父が物理学者であったことを隠していた▼1980年代、ニューヨークで一世を風靡したゴーストバスターズもレーガノミクスの好景気が終わると仕事が徐々に減り、仲間内で意見の食い違いが生じるようになった。イゴンだけはゴーストたちの再襲来を予測し、田舎に引っ越すと、広大な土地にゴースト迎撃・捕獲のトラップを張り巡らした。でも誰も彼の意見を信じなかった。仲間も、娘も。「おじいちゃんの研究は何?」とフィービーに聞かれたキャリーは「家族との絶縁法よ」と答えるが、フィービーだけは地下の研究室に残った装置を調べるうちに、それらは類まれな威力を備えるマシンであり、彼女の祖父譲りの頭脳はたちまち機械の操作をマスターする。天才ゆえに疎外感をもつ少女だけがゴーストの存在を信じ、祖父がなぜこの地をゴースト退治の基地にしたかを理解する。それは町のはずれの廃坑に、ゴーストの親玉かつ破壊の神ゴーザが祖父によって閉じ込められていたからだ。ゴーザは虎視眈々と復活を狙っていた。その前触れが不気味な地震の連続だった▼捕獲機から脱出したゴーストが群れをなして町を襲った。キャデラックの銃座に座ったフィービーは、高速移動するゴーストたちを光線銃で絡め取り、捕獲機に吸収する。猛烈な追走劇を繰り広げる。最終目的はゴーザだ。「おじいちゃんはそのために畑にトラップを作った」。ゴーザも死力を尽くす。ママとそのボーイフレンド(学校の先生)を「門の神ズール」と「鍵の神ビンツ」に憑依させ、廃坑にある本拠地「ゴーザの寺院」をこじ開けさせたのだ。壮絶な戦いとなる。ショックで憑依が取れたママと先生は娘たちの援軍に回った。総力をあげたゴーザにフィービーが真っ向勝負に出る。「私は科学者。おじいちゃんの計画を遂行してみせる」。その時不思議な3人が出現した。「お待たせ。ゴーザよ。オクラホマ州サマーヴィル郡魚類野生生物局水鳥生息地保全団体退職者協会の名において国家侵略法を適用する。この世界から立ち去れ」。ゴーザは捕獲された。亡きイゴンが霊となって現れた。「すまん、君の言うことを信じてやれなくて」とピーター(ビル・ナイ)。キャリーは地下の研究室の壁一面に父が自分の写真を貼り、日付とメモをつけているのを知った。例え離れても、片時も目を離さず父は自分を見守っていたのだ。娘を抱く父の霊はやがて空に消えていった▼友達にも家族にも世間にも見捨てられた祖父をフィービーだけが信じ、その才能のため周囲と溶け合わない子になりますが、この子がエライのだよ。「おじいちゃんは全てを捧げたのよ。自分の命も友情も家族との愛情も」。少女と悪のゴーザとの対決が壮絶。ジェイソン・ライトマン監督は子供の頃、父アイヴァン・ライトマン監督の「ゴーストバスターズ1」を観た時から「いつか続きは自分が」と決めていたそうです。ビル・ナイとシガニー・ウィーバーが「その後のふたり」としてワンシーン出演するのが楽しい。シガニーが当時より冴え冴えした美人になっているのにびっくりしました。

 

 

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