コラム
2022年2月10日
手紙の書き方・例文 季節、時候の挨拶 ~2月~ 季節感のあふれる言葉を添えて
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挨拶文は時候から 季節感にあふれた言葉を添えて

2月は、季節が移る過渡期であり、春からの新生活に向けた準備期間でもあります。手紙や行事の案内などを書く機会も増えることでしょう。四季のある日本に住んでいるのですから、ぜひ季節感のあふれる言葉を添えたいものです。
2月と言えば、「立春」を迎えて暦の上では「春」となりますが、まだまだ寒さが厳しい時です。その暦と体感のギャップに触れたり、春を待ち侘びる言葉を添えると2月らしさが出てくるでしょう。
書き出しは、季節の移り変わりを表現

「〇〇の候」という時候の言葉をよく見かけますが、本来、あらたまった手紙に使います。
2月の場合は、厳しい寒さが続く様や冬の終わりを告げる言葉、または春の訪れを予感させる言葉が用いられます。
2月の手紙 時候の挨拶の例
◇例
・厳寒の候
・余寒の候
・晩冬の候
・残寒の候
・立春の候
・早春の候
・向春の候
・春寒の候
など
2月の手紙 親しい人に送る時の時候の挨拶例
知人・友人に宛てた一般的な手紙にも、同様に寒さや春の訪れを感じさせる言葉を、少し柔らかな表現で用いるといいでしょう。
◇例
・余寒が身にしみる今日この頃、
・寒さの中にも春の兆しが感じられるようになりました。
・日に日に日差しも温かさを増してきました。
・梅のつぼみも膨らんでまいりました。 など
もっと親しい間柄なら、身近な話題から季節感を出すのもいいでしょう。
◇例
・わが家の梅の木も少しずつつぼみが膨らんでまいりました。
・〇〇では春一番が吹きました。
ただし、手紙を出すタイミングによって、言葉の選び方に注意が必要です。
まず区切りとなるのが、2月4日頃(その年により異なる)の「立春」。この日から春になることを意味しますので、「春とは名ばかり」「余寒」「早春」などの言葉は立春を過ぎてから使います。立春同様二十四節気の一つで、雪から雨へと変わり草木の芽が出始めるとされる「雨水」は2月19日頃(その年により異なる)のため、2月下旬頃から使います。
また、その年により気候が異なるため、実際の感じ方によって言葉を選ぶようにしましょう。
時候の挨拶に安否を気遣う言葉を
季節感を表す時候の挨拶の後には、安否の挨拶をつなげるとスッキリとまとまります。
2月の手紙 挨拶例文
◇例文
・梅花の候、皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
・立春とは名ばかりの寒さが続いておりますが、皆様お変わりありませんか?
2月の手紙 結びの挨拶例文 ~結びの挨拶も時候とからめて~
手紙を締めくくるための結びの挨拶は、簡潔であることが大切です。
季節を表す言葉に、相手の健康や繁栄を祈る言葉を繋げるといいでしょう。
◇例文
・残寒の時節柄、何卒ご自愛ください。
・暦の上では春とは言え、まだまだ厳しい寒さが続きます。どうぞお体を大切に。
季節感のある言葉を添えて、風情ある、温かい手紙を書きませんか?
届いた方の心に春が来ますように…。
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