イベントガイド
2015年10月30日
東日本大震災。その日、何が失われたのか知っていますか?
世界で唯一「震災前」を撮ったドキュメンタリー映画
我妻和樹監督「波伝谷に生きる人びと」
2011年3月11日、東日本大震災。 震災後、被災地を舞台にしたドキュメンタリー映画が数多く作られましたが、「その日まで」を追った記録はありません。
「被災地」と呼ばれる場所にどんな人が生き、どんな日常があったのか…。世界で唯一、それを伝えてくれるのが我妻和樹監督「波伝谷に生きる人びと」です。
被災した小さな漁村
「その日」までの日常の記録

映画の舞台は波伝谷という小さな漁村。この村は東日本大震災の津波により壊滅してしまいました。
当時、監督の我妻和樹さんは東北学院大学で、宮城県本吉郡南三陸町戸倉地区波伝谷での民俗調査に参加、2008年3月、卒業と共に現地のドキュメンタリー映画作製を開始しました。
豊かな海と山、漁業や養殖、農業を営み、暮らす人々…。そこにあるのは、私達と何も変わらないごく「普通の」日常です。
そして2011年3月11日、我妻さんは映画試写会の打合せに波伝谷に向かったのです…。
2014年度日本映画ペンクラブ賞受賞
11月大阪・京都・神戸で公開決定!

この映画は昨年夏、「震災3年を機に、沿岸部全体で被災地の未来について考えたい」との我妻さん思いから、宮城県沿岸部11カ所での縦断上映会を開催。さらにぴあフィルムフェスティバルPFFアワード2014で「日本映画ペンクラブ賞」を受賞。年内に全国各地での公開も決定しています。
美しい東北の自然と、淡々と描かれる人々の暮らし。そこには失われてしまった日本の「むら」の姿があります。
震災が消してしまったのは、ただの一つの自治体だけだったのでしょうか。そして被災の現実とはどんな姿なのでしょうか。
地震や噴火、水害と、これまでにない危機を感じている私達にとって、この映画は何を教えてくれるのか。
関西では以下の日程で公開されます。ぜひ一度、ご自身の目でご観覧ください!

『波伝谷に生きる人びと』
ピーストゥリー・プロダクツ製作/2014 年/日本/ HD カラー/16:9/135分/PFF アワード2014「日本映画ペンクラブ賞」
■関西公開日程
<劇場公開>
大阪 シネ・ヌーヴォ 10月31日(土)~11月13日(金)10:20~
京都 立誠シネマ 11月7日(土)~11月13日(金)13:00~ 11月14日(土)~11月20日(金)15:00~
<映画祭>
神戸 100年映画祭 11月14日(土)16:30~
公式サイト http://hadenyaniikiru.wix.com/peacetree
お問い合わせ
ピーストゥリー・プロダクツ
我妻和樹
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